岩手生まれの
伝統技が光る南部鉄器

小笠原　陸兆作の「陸兆　蓋付ミニパン　14cm」。
南部鉄器自慢の蓄熱と均一な熱によって、食材をムラなくしっかりと焼き上げます。はじめの一歩は目玉焼きから。 シンプルな調理だけに鉄器の実力が発揮されます。

キュッとつまんだような持ち手と鉄蓋の大きなつまみが特徴的で、テーブルウェアとしても人気の高い鉄器です。

美しい「鋳肌」は伝統品質の証

鉄鋳物は鮮やかに赤く溶けた鉄を、砂で作った型に流し込み、温度が下がり固まったら、砂型を崩して出来上がります。そのため、型の砂の粒子が、固まった鉄の表面にそのまま映し出されます。
この様が美しいことを「鋳肌が美しい」と言います。

この鋳肌を作るには、先代の職人から受け継がれてきた技術があります。
それは、「砂」、「鉄が走る道」、「鉄」の三つのこだわりの品質を守ることでなせる技です。
これらの条件がそろわないと、長く使う上で様々な部分で耐久性に不安が残ります。そのため、型から取り出したままで、自信をもって使う人にお届けできるくらい、一つ一つの工程の精度を高める努力をしております。

「使うあなたが育てる」

鉄器は、最近便利な鍋やフライパンのように数年で劣化することなく、油をなじませながら長く世代を超えて使い、育てていくものです。世代を超え、受け継ぎ育てられた鉄器は、日本人にとって、家庭の味の伝承では欠かせないものです。
使い捨てが溢れる今こそ、一緒に時を重ねる鉄器を使っていただきたいと思います。